RPZ-PowerMGR用新ファームウェアを公開し、新機能を搭載しました

Raspberry Pi/Jetson Nano用 電源管理/制御/RTC拡張基板「RPZ-PowerMGR」の制御プログラム(ファームウェア)のVersion 1.7およびVersion2.4リリースし、新機能を追加しました。

最新のファームウェアにおいて、以下のコマンドによりすぐにシャットダウン要求信号を送信することが可能になりました。

$ cgpmgr sc -l 0 off

以前のバージョンでもsudo poweroffコマンドなどでシャットダウン開始し、完了後電源OFFは可能でした。しかし、ごくまれにOSがフリーズするなどの問題で失敗する場合がありました。上記コマンドを利用することで、万一OSがシャットダウンに失敗した場合には、タイマーにより確実に電源を切ることが可能になります。なおかつ、待ち時間にバッテリーを消費することもありません。

シャットダウン方法新ファームウェア従来のファームウェア
cgpmgrコマンドすぐにシャットダウン開始
OSフリーズ時も対応可能
シャットダウン開始まで数十秒
OSフリーズ時も対応可能
sudo power offコマンドすぐにシャットダウン開始
OSフリーズ時は対応できない
すぐにシャットダウン開始
OSフリーズ時は対応できない
新バージョンと従来バージョンのファームウェアの違い

既にお使いいただいている場合でも、ファームウェアアップデートを行うことで新機能を利用することができます。

使用中の製品のファームウェアバージョンは以下のコマンドで確認できます。

$ cgpmgr cf

RPZ-PowerMGRの詳細は以下の製品ページをご覧ください。

RPZ-PowerMGR (Raspberry Pi/Jetson Nano用 電源管理/制御/RTC拡張基板)

スイッチで電源ON/OFF、指定時刻に電源ON/OFF、シャットダウン後自動電源OFFを可能にする拡張基板です。Raspberry Pi(ラズパイ)やJetson Nanoの電源の課題を解決し、省電力運用を可能にします。RTCで電源OFF時も時刻を保持します。USB Type-C端子を搭載し、モバイルバッテリーでも利用できます。