ステッピングモーターを制御できるRaspberry Pi(ラズパイ)用拡張基板「RPZ-Stepper-D」を発売しました。製品1台で2台の2相バイポーラステッピングモーターを制御でき、製品2台使用することで最大4台のモータを駆動できます。
一般的なDCモーターと異なり、ステッピングモーターは電気信号で非常に細かく制御できるモーターです。回転角度や回転数を正確に決めることができるため、以下のような応用が可能です。
- ものや自機を正確な位置に移動させる
- カメラの撮影角度を正確に動かす
- ロボットアームでものを仕分ける
- 特定の速度でコンベアを動かす
既存のSTEP/DIR型のモータードライバーでステッピングモーターを制御するには、常時パルスを送信し続ける必要があり、Raspberry Pi上で行うには手間がかかりました。
そこで、RPZ-Stepperではモーターをどのように回転させるかを計算する高機能なモータードライバーICを搭載していますRaspberry Piから位置や回転数など指示を送るだけで、ドライバー側で自動的に加減速も計算してモーターを指定位置まで動かします。そのため、ユーザーはモーターの細かい制御にリソースを使う必要がなく、「やりたいこと」に集中できます。静音モード、省電力モード、電流測定などの機能も搭載しています。
また、Indoor Corgiが開発したモーター制御用コマンドラインツールとPythonライブラリが付属します。わずか数行のコマンド/コードでモーターを回転させることができます。お客様の開発工程を削減し、目的のシステムの実現を容易にします。
詳細や仕様については製品ページをご覧ください。
RPZ-Stepper (Raspberry Pi用 高機能ステッピングモータードライバー)
ステッピングモーターを制御できるRaspberry Pi(ラズパイ)用拡張基板です。位置や角度、回転数などを指示すれば、自動で目標までモーターを動かしてくれます。加減速、静音モード、省電力モード、電流測定などの機能を搭載しています。ものを動かしたり回転させるシステムが実現できます。