RPZ-PowerMGRのファームウェアアップデート手順

RPZ-PowerMGRの制御プログラム(ファームウェア)のアップデート手順の解説です。動作の改善のため新しいファームウェアをリリースする場合があり、アップデートすることで最新のものを適用できます。

ファームウェアバージョンの確認

RPZ-PowerMGRの現在のファームウェアバージョンはコントロールツールで確認できます。以下のコマンドを実行します。

./pmgr.py cf
コンフィグ情報
  ファームウェアバージョン: 1.1
  スタートアップタイマー: 30秒
  シャットダウンタイマー: 150秒
  シャットダウン要求信号: GPIO16
  シャットダウン完了信号: GPIO26
  タイムゾーン設定: 540

ファームウェア本体のダウンロード

アップデートしたいファームウェアをダウンロードし、解凍して出来たbinファイルをpmgr.pyと同じディレクトリに配置して下さい。既に最新バージョンの場合はアップデートする必要はありません。

ファームウェア変更点
Version 1.0初版リリース
Version 1.1Runステート時にSW1を押してリセットするとスケジューラーが動かなくなる場合がある問題を改善
RTC時刻未設定時の動作を改善

アップデート前の準備

ファームウェアアップデートはコントロールツールで行います。以下のコマンドを実行してアップデートに必要なパッケージをインストールします。

sudo apt install stm32flash

ファームウェア書き換え時は、GPIO7, 25およびI2Cアドレス0x42を使用します。競合する周辺機器や拡張基板はあらかじめ取り外しておきます。

ファームウェアを書き換えるとコンフィグ情報、スケジュールが初期状態にリセットされます。登録しているスケジュールを後で再設定したい場合はCSVにエクスポートしておいて下さい

ファームウェア書き換え

RPZ-PowerMGRのDSW1の1, 3, 4をONに切り替えます。2, 5はOFFのまま、6はお使いのI2Cのアドレスに合わせたままにします。

以下のコマンドを実行します。サブコマンド「fw」がファームウェア書き換えを意味しており、「-f」オプションでファームウェアのbinファイルを指定します。以下はVersion 1.1を指定した例です。

./pmgr.py fw -f fw_pmgr_1.1.bin

確認が表示されるので、DSW-1の1, 3, 4がONであることを確認して「y」を入力し、Enterを押します。

RPZ-PowerMGRのスイッチDSW1-1, 3, 4がONになっていることを確認してください. 
ファームウェア書き換えを開始してよろしいですか? [y/N]: 

「ファームウェアの書き換えが完了しました」と表示されれば成功です。RPZ-PowerMGRはStopステートになるのでRaspberry Piをシャットダウンします。

sudo halt

RPZ-PowerMGRのDSW1の1, 3, 4をOFFに戻します。この際、LED2が消灯してRaspberry Piの電源が切れます。

コンフィグ情報の再設定

以上でファームウェア書き換えは完了ですが、コンフィグ情報(シャットダウン要求信号、完了信号)が初期化されて未設定の状態となっているので、再設定します。

青スイッチ(SW2)を押してRaspberry Piを起動し、以下のコマンドを実行してシャットダウン要求信号、完了信号を設定します。以下は、デフォルトのGPIO16、26を使う例です。

./pmgr.py cf -r 16 -c 26

スケジュールも初期化されて未登録となっているので、必要に応じて再度登録して下さい。

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