ATmega328P搭載製品(Arduino UNOおよび互換機)の、ArduinoIDEでプログラムを書き込む手順を説明しています。
更新日 : 2024年9月29日対応製品
Indoor Corgiの対応製品は以下の通りです。Arduino UNO、及び市販のArduino UNO互換機も同様の方法で書き込み可能です。
ArduinoIDEのインストール
プログラム開発ソフトであるArduino IDEのインストールがまだの方は、こちらの記事を参考にインストールして下さい。また、初めての方向けにプログラミングの基礎とシリアルモニターの使い方を解説した記事も用意しています。
プログラム書き込み
ArduinoIDEで作成したプログラムを書き込むには、PCと基板をUSBで接続する必要があります。 CG-CustomARGBをお使いの場合は製品ページの「セットアップ」を参照して電源、USBの接続、動作確認を完了させて下さい。Arduino UNOをお使いの場合はPCとUSBケーブルで基板を接続するだけでOKです。
Arduino IDEからツール -> ボード -> Arduino AVR Boards -> Arduino Uno」でArduino UNOを選択します。次に、「ツール -> ポート」で対応USBポートを選択します。(以下のポートの表示名はOS環境やボードによって異なります。) ポートに選択可能なものが無い場合はUSBでボードを認識できていない可能性があります。接続などをご確認下さい。
準備ができたらArduinoIDEから「マイコンボードに書き込む」を選択するとプログラムが転送されます。
万一失敗した場合は、下部の黒い領域にエラーメッセージが表示されます。ボードとの接続、書き込み手順をご確認下さい。
うまくいかない時
「検証」ボタンをクリックすると、作成したプログラムに問題がないか確認することができます。この工程はパソコン側だけで完結するので、問題を切り分けることが出来ます。
「検証」でエラーが発生する場合は、以下のような原因が考えられます。
- プログラムコードにミスがある
- Arduino IDEの設定(「ツール->ボード」)がうまくできていない
- プログラムコードに全角スペースが紛れている
- ユーザー権限でArduino IDEを実行しているとエラーが発生する場合があります。管理者権限でお試しください。
- アンチウイルスソフトが動作しているとエラーが発生する場合があります。
「検証」でエラーが発生しないものの、マイコンボードに書き込めない場合は以下のような原因が考えられます。
- Arduino IDEの「ツール->シリアルポート」で正しいものが選択されていない
- 電源専用のUSBケーブルを使用しており、データ通信ができない
- ケーブルの接触不良
- 電源などの接触不良でマイコンボードの電源が入っていない
また、エラーメッセージと「Arduino」などのキーワードで検索することで、解決策が見つかる場合がありますので、お試しください。
まとめ
ATmega328P搭載製品(Arduino UNOおよび互換機)の、ArduinoIDEでプログラムを書き込む手順は以上です。
CG-CustomARGB (Arduino IDEでプログラミング可能なアドレサブルRGB LEDコントローラー)
発光パターンを自由にプログラミング可能なアドレサブルRGB LEDコントローラーです。市販のコントローラーではできないようなイルミネーションを自作できます。世界的に有名なArduino互換機として設計しており、未経験者でも簡単にプログラミングできるチュートリアルとサンプルプログラムを提供しています。
Arduino IDEプログラミングの基礎とシリアルモニターの使い方
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Arduino IDEライブラリのインストールとディレクトリ(フォルダ)構成 (Windows, Mac, Linux対応)
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