Arduino IDE1.8のインストールと設定 (Windows, Mac, Linux対応)

本記事はレガシー版Arduino IDE (バージョン1.8)のインストール手順です。古いスケッチの一部など、最新のArduino IDE(バージョン2)でコンパイルに失敗する場合、レガシー版をお試しください。Arduino IDEについての解説や、最新版のインストール手順はこちらを参照してください。

更新日 : 2024年2月13日

ダウンロード

Arduino公式サイトのソフトウェアページからダウンロードしましょう。ページ中ほど「Legacy IDE (1.8.X)」から、自分のOSにあったものを選択します。なお、ここではx86 PCを想定していますが、Raspberry PiなどARM CPUのLinuxの場合はARM版を選択して下さい。

確認画面が出たら「JUST DOWNLOAD」をクリックしてダウンロードします。

これ以降、OSごとの解説がございますが、動作確認した環境は以下の通りです。

  • Windows : Windows10
  • Mac : Mac OS 10.13
  • Linux : Linux Mint 19.3 (Ubuntu 18.04ベース)

インストール (Windows app版)

ブラウザ上でMicrosoft Storeのページが表示されるので、「入手」をクリックします。その後、Mircrosoft Storeアプリが起動するので、再度「入手」をクリックして進むとダウンロード&インストールされ、スタートメニューに追加されます。

インストール (Windows ZIP版)

ダウンロードしたarduino-xxx-windows.zipファイルを右クリックして「すべて展開」をクリックして解凍します。その後、できたフォルダ内の「arduino.exe」をダブルクリックしてそのまま起動します。ファイアウォールの警告が出た場合は適宜許可してください。




インストール (Mac)

ダウンロードしたarduino-xxx-macosx.zipファイルをダブルクリックして解凍します。Safariでダウンロードした場合は自動で解凍されます。その後、Arduino.appファイルをアプリケーションフォルダにコピーすれば完了です。

インストール (Linux)

ダウンロードしたarduino-xxx-linux64.tar.xzを以下のコマンドで解凍します。xxxの部分は実際のファイル名に置き換えてください。なおファイラーが対応していれば右クリックから解凍しても構いません。

tar Jxfv arduino-xxx-linux64.tar.xz

次にインストールスクリプトを実行します。インストールと言ってもファイルはLinuxのシステムディレクトリにコピーされるわけではなく、メニューやデスクトップにリンクを作成するだけです。そのため、事前に解凍したarduino-xxxディレクトリをダウンロード以外のユーザーディレクトリなどに移動しておくと良いでしょう。移動後にディレクトリ内でターミナルを開いて以下を実行します。

./install.sh

うまくいくと、メニューとデスクトップにリンクが作成されます。

Linux Mintの例

うまくいかない場合は、手動でarduinoファイルへのリンクを作成するか、arduino-xxxディレクトリでターミナルを開いて直接”./arduino”を実行して起動することも可能です。

設定の変更

インストールできたら、プログラムのコード編集画面で行番号を表示するように設定を変更しましょう。本サイトでは行番号で解説している箇所があるので、わかったほうが便利です。

Arduino IDEを起動して、「ファイル -> 環境設定」(Macの場合は「Arduino -> Preferences」)から設定画面を開いて下さい。その後、「行番号を表示する」をチェックしてOKを押します。

まとめ

以上でArduino IDEのインストールと設定は完了です。

この後、初期状態で対応していないマイコンボードの場合、ボードマネージャからマイコンボード用のコアライブラリをインストールする必要があります。マイコンボードによって方法が異なるので、各製品の手順を参照して下さい。Indoor Corgi製品の手順は以下で解説しています。

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