CG-SmartWoLデバイスの制御プログラム(ファームウェア)のアップデート手順の解説です。動作の改善のため新しいファームウェアをリリースする場合があり、パソコン上の簡単な操作でアップデートすることができます。
ファームウェアバージョンの確認
デバイスの現在のファームウェアバージョンはアプリのホーム画面「デバイス一覧」で確認できます。既に最新バージョンの場合、アップデートする必要はありません。

ファームウェアのダウンロード
まず、アップデートしたいファームウェアを以下のリンクからお使いのPCにダウンロードします。次に、zipファイルを解凍してuf2ファイルを好きな場所に保存して下さい。
ファームウェア | 変更点 |
---|---|
Version 1.0.0 | 最初のバージョン |
Version 1.0.1 | 起動先PCを5台以上登録した際に、デバイスが応答しなくなる問題を修正 一部デバイスで設定モードの通信に失敗する問題を修正 |
デバイスをファームウェア書き換えモードにする
アップデートはパソコン(PC)とCG-SmartWoLデバイスをUSBケーブルケーブルで直接接続して行います。まず、デバイスをファームウェア書き換えモードにする必要があります。
デバイスの白色の「ファームウェア書き換えスイッチ」を押したまま、USBケーブルでPCと接続して電源を投入してください。接続後は「ファームウェア書き換えスイッチ」を離して大丈夫です。

ファームウェア書き換えモードになると、PC上で「RP2350」という名称のUSBストレージ(リムーバブルドライブ)として認識されます。以下はWindowsで認識した際に表示されるダイアログの例ですが、MacやLinuxでも同様です。

うまく認識しない場合は、別のUSBケーブルでお試しください。一部のUSBケーブルは電源の供給のみで、通信端子がつながっておらず、そのようなケーブルだとPCと通信することができません。
ファームウェア書き込み
ダウンロードして解凍したuf2ファイルを、上記で認識したUSBストレージにドラッグ&ドロップすることでファームウェアを書き込むことができます。

ファームウェア書き換え後、デバイスは自動的に通常モードで再起動します。WiFi設定や登録済みの起動先の情報は、アップデート前のものが保存されています。

Wake on LANで自宅や会社のPCをリモート起動「CG-SmartWoL」
Wake on LAN(WoL)で自宅や会社などのパソコン(PC)をスマートフォンからリモート起動できるIoTデバイスです。通常WoLは同一LAN内でしか送受信できませんが、CG-SmartWoLを使うと、インターネットに接続されていればどこにいてもPCを起動することができます。リモートワークやPC管理などに便利です。0.25Wと省電力なため、必要な時以外はPCやサーバーを停止することで消費電力を削減できます。

Raspberry Pi PicoにラズパイHATを取り付けるアダプター「RPP-HAT-Adapter」
Raspberry Pi PicoシリーズにRaspberry Pi(ラズパイ)用の拡張基板(HAT)を取り付けるためのアダプター基板です。LEDやセンサー、赤外線通信、モータードライバーなど、既存のラズパイ用拡張基板の機能をPicoに追加することができます。プログラム書き換えに便利なリセットスイッチを搭載。サンプルプログラムも用意しており、Picoで様々なアプリケーションを開発することができます。

WiFi/赤外線/温度/湿度/気圧 ホームIoT基板「ESP-IR+TPH Monitor」
Arduino IDEで動作を自由にプログラミング可能なホームIoT基板です。WiFi内蔵マイコンであるESP-WROOM-02を採用しました。温度/湿度/気圧センサーと赤外線送受信機能を搭載。IoT赤外線リモコンとして、温度が上がったらエアコンをオンにする、スマホ経由でテレビの操作をする、気温の記録、といった使い方が可能です。