一部製品の価格改定のお知らせ

以下の製品について、2021年6月より価格改定(値上げ)をさせていただくこととなりました。

昨今の半導体供給の逼迫により一部部品の調達が難しくなっているほか、製造費用の増加が背景です。

今後も、製品だけでなくプログラムや応用例などの付加価値を高めていきたいと考えておりますので、ご理解いただけると幸いです。

製品2021年6月以降の価格(税込)
RPi TPH Monitor Rev27,450円
RPZ-IR-Sensor
端子実装済 外付センサーセット
7,450円
RPZ-IR-Sensor
端子未実装
5,950円
RPZ-IR-Sensor
外付BME280センサーセット
2,000円

RPZ-PowerMGR用ファームウェアVersion 1.2を公開しました

動作の改善のため、RPZ-PowerMGRの制御プログラム(ファームウェア)のVersion 1.2をリリースしました。新規出荷分はVersion 1.2を書き込み済みです。

既にVersion 1.0、1.1をお使いの方は、アップデート手順に従ってVersion 1.2にアップデートしていただくことができます。

変更点

Version 1.2の変更点は以下の通りです。

  • まれにRTC時刻の取得に失敗する問題を修正
  • シャットダウン要求信号をトグル(リトライ)するように変更

pigpioで赤外線送信しても機器が反応しない場合の対処

Indoor Corgiでは、pigpioを使って赤外線を送受信するソフトウェアであるcgirを開発、公開しております。

一部環境で、pigpioのクロックソースがPCMの場合、意図した38kHzの周波数にならず送信に失敗(機器が反応しない)する現象を確認しています。具体的には半分の19kHzの周波数になる場合があります。

この現象は、pigpioを-t 0オプションを付けることで回避できます。解説ページに送信しても機器が反応しない場合の設定を追記しましたので、送信がうまくいかない場合にお試しください。

ラズパイで赤外線制御 (家電、エアコン、照明、テレビなどを制御するホームIoT)

Pythonとpigpioを使ってRaspberry Piで赤外線の送受信を行う方法について解説しています。サンプルプログラムを用意しているので、簡単に受信、登録、送信動作をさせることができるほか、データ解析も可能です。赤外線を使ってエアコン、照明、テレビなどの家電を制御することが可能になります。

ラズパイと赤外線でエアコンの自動ON、消し忘れ機能を実現

普段、エアコンを消し忘れてしまい夜間つけっぱなしにしてしまったり、冬場に朝エアコンを入れても暖かくなるのに時間がかかったことは無いでしょうか?本記事では、Raspberry Piと拡張基板を利用して、毎晩のエアコン消し忘れ機能、および朝に温度が低い場合に自動で暖房を入れる機能を実現します。

RPZ-PowerMGRの動作確認済モバイルバッテリーを公開

RPZ-PowerMGR」拡張基板を使うと、モバイルバッテリーWake upや指定時刻電源ON/OFFなど、モバイルバッテリーでRaspberry Piを効率的に運用できます。

一方で、モバイルバッテリーは搭載されているコントローラーの違いにより細かい動作に差があるため、一部モデルではバッテリー側で待機電力が消費されたり、Wake up機能が動作しない場合があります。

そこで、製品ページに動作確認済モデル一覧を公開することにしました。RPZ-PowerMGRを運用するためのモバイルバッテリーを検討している方は参考にしていただけると幸いです。

今後動作が確認できたモデルについても追加していく予定です。

RPZ-PowerMGR (Raspberry Pi/Jetson Nano用 電源管理/制御/RTC拡張基板)

スイッチで電源ON/OFF、指定時刻に電源ON/OFF、シャットダウン後自動電源OFFを可能にする拡張基板です。Raspberry Pi(ラズパイ)やJetson Nanoの電源の課題を解決し、省電力運用を可能にします。RTCで電源OFF時も時刻を保持します。USB Type-C端子を搭載し、モバイルバッテリーでも利用できます。

RPZ-PowerMGR用ファームウェアVersion 1.1を公開しました

動作の改善のため、RPZ-PowerMGRの制御プログラム(ファームウェア)のVersion 1.1をリリースしました。新規出荷分はVersion 1.1を書き込み済みです。

既にVersion 1.0をお使いの方は、アップデート手順に従ってVersion 1.1にアップデートしていただくことができます。

変更点

Version 1.1の変更点は以下の通りです。特殊な操作をした場合の動作を改善しています。通常の使用方法であればVersion 1.0をお使いいただいても問題ございません。

  • Runステート時にSW1を押してリセットするとスケジューラーが動かなくなる場合がある問題を改善
  • RTC時刻未設定時の動作を改善

Raspberry Pi電源管理/制御/RTC拡張基板「RPZ-PowerMGR」発売

開発の背景

Raspberry Piは大変便利な小型コンピューターですが、電源まわりには課題もありました。

PCと違い、シャットダウン操作をしても完全に電源を落とすことはできず、USBケーブルを取り外す必要があります。逆に、電源を入れる際はUSBケーブルを取り付ける必要があります。また、インターネットに繋がっていない状態で電源を切ると時刻がずれてしまう問題もありました。

こうした電源に関する課題を解決するため、Raspberry Piに装着する拡張基板(HAT)として「RPZ-PowerMGR」を開発しました。電源ON/OFF制御だけにとどまらず、Raspberry Piの省電力化に必要な機能を網羅することを目標として設計しています。モバイルバッテリーやソーラーシステムでの運用に最適です。

Raspberry Pi Zero W/WHに装着した例
主な特徴
  • スイッチから電源ON、OFFすることができます。ケーブルの取り外し、取り付けが不要になります。
  • シャットダウン後に自動電源OFFできます。リモートやプログラムからでも、シャットダウン後に安全に電源を切ることができます。
  • 専用設計したスケジューラーを搭載しており、指定日時に電源ON、OFFできます。Raspberry Piの間欠動作、定期起動、省電力運用が可能になります。
  • RTCを搭載しており、インターネット未接続で電源を切っても時刻がずれません。
  • Raspberry Pi消費電流測定機能があります。モバイルバッテリーなどでの稼働時間を見積もることができる他、電力消費を抑える構成を検証できます。
  • スリープ状態のモバイルバッテリーから起動できます。
  • 消費電力の少ないRaspberry Pi Zeroシリーズに対応した基板サイズとなっています。

詳細は以下の製品ページをご覧ください。

RPZ-PowerMGR (Raspberry Pi/Jetson Nano用 電源管理/制御/RTC拡張基板)

スイッチで電源ON/OFF、指定時刻に電源ON/OFF、シャットダウン後自動電源OFFを可能にする拡張基板です。Raspberry Pi(ラズパイ)やJetson Nanoの電源の課題を解決し、省電力運用を可能にします。RTCで電源OFF時も時刻を保持します。USB Type-C端子を搭載し、モバイルバッテリーでも利用できます。

各機能の具体的な使用方法、応用例についても記事を用意しています。

CG-CustomARGB USBドライバー手動インストール方法を追記しました

Arduino IDEでプログラミング可能なアドレサブルRGB LEDコントローラー「CG-CustomARGB」はWindows, Mac, Linuxのマルチプラットフォームに対応しております。

Windowsで利用する場合、Windows Updateで自動的にドライバーがロードされますが、うまく認識しない場合に手動でドライバーをインストールする方法を製品ページに追記しました。

USB通信にFTDI社のFT231Xチップを使用しております。FTDI社のWebサイトよりドライバーをダウンロードして手動でインストールすることが可能です。うまく認識しない場合はお試しください。

CG-CustomARGB (Arduino IDEでプログラミング可能なアドレサブルRGB LEDコントローラー)

発光パターンを自由にプログラミング可能なアドレサブルRGB LEDコントローラーです。市販のコントローラーではできないようなイルミネーションを自作できます。世界的に有名なArduino互換機として設計しており、未経験者でも簡単にプログラミングできるチュートリアルとサンプルプログラムを提供しています。

Raspberry Pi関連の記事追加

Indoor CorgiではRaspberry Pi用基板の開発の他、使い方や関連商品の紹介記事も投稿しています。以下は2020年7〜9月に投稿した記事のまとめです。ぜひ参考にして、Raspberry Piをより便利に活用していただければと思います。

拡張基板/HAT対応 Raspberry Pi4用おすすめケース (DIYメタルケース)

本記事では、Rasbperry Pi 4のおすすめケースとして、Raspberry Pi4用 DIYメタルケース (Physical Computing Lab)を紹介します。冷却性能、コンパクトさなどバランス良く仕上がっており、かつGPIO端子に拡張基板/HATをそのまま装着できる数少ないケースです。実際に温度を測定した結果も掲載しています。

ラズパイで赤外線制御 (家電、エアコン、照明、テレビなどを制御するホームIoT)

Pythonとpigpioを使ってRaspberry Piで赤外線の送受信を行う方法について解説しています。サンプルプログラムを用意しているので、簡単に受信、登録、送信動作をさせることができるほか、データ解析も可能です。赤外線を使ってエアコン、照明、テレビなどの家電を制御することが可能になります。

PythonでRaspberry PiのGPIO、LED、スイッチ制御

Raspberry Pi(ラズパイ)では、GPIOを通じて電気信号を送受信することで、様々なデバイスを制御することができます。本記事では、基本的なLEDとスイッチについて、Pythonプログラムで制御する方法を解説します。LEDにステータスを表示させたり、スイッチが押されたら何らかの動作をさせるなど、自分が好きなように動作をプログラミングすることが可能になります。

Node-REDをRaspberry PiにインストールしてLEDとセンサーを動かす

Node-REDとは、ノードと呼ばれる部品を接続していくことで、視覚的にプログラミングできるツールです。HTTPやメール、クラウド、SNSと連携できる機能もあり、IoTデバイスの開発にも適しています。本記事ではRaspberry Pi(ラズパイ)へNode-REDのインストールし、LEDやセンサーを動かす方法を実例を使って解説しています。

Raspberry Piで日本語入力する方法(Fcitx/iBus/Mozc)

本記事ではFcitx/iBusとMozcをインストールしてRaspberry Pi(ラズパイ)で日本語入力する方法を解説しています。

Raspberry PiでPythonプログラミング入門

Python(パイソン)とは世界的に人気のあるプログラミング言語の一つです。Pythonを使えばほぼどんなプログラムも実現できると言っても過言ではなく、GPIOピンを使って、センサーや拡張基板と通信することもできます。本記事では、プログラミング初心者の方向けに、Pythonのコードの記述と実行方法、文法の基礎を解説しています。

E32-SolarCharger使用時の制限追加について

E32-SolarChargerを使用する際、ソーラー入力電流が多い場合、PWMによる電流制限が作動している場合、基板に直射日光が当たっていたり、周囲温度が高い場合に、一部の部品が想定以上に発熱する現象が発生することが分かりました。そのため、一部の使用条件の追加、変更をさせていただくことになりました。

  • 電流制限時の発熱を抑えるため、PWM周波数は500Hzを推奨といたします。2020年9月20日以前のサンプルプログラムをご利用の場合は、最新版をダウンロードしてお使い下さい。
  • 連続運転時はソーラーパネルからの入力電流5A、負荷電流10A以下となるように運用して下さい。
  • 基板に直射日光が当たらないようにするなど、基板の温度が上がらないように工夫をお願いします。
  • 今後はQ1及びコイルにヒートシンクを装着した形で出荷いたします。2020年9月20日までに購入された方はメールでご連絡いただければ、無償でヒートシンクを発送いたしますので、装着してご利用下さい。(保証対象となる購入先の場合に限ります)

詳細は製品情報ページをご参照ください。

Raspberry Piで赤外線制御するツールを公開しました

Raspberry Piで赤外線送受信を行うには、LIRCというソフトウェアが良く使われています。赤外線送受信はタイミングがシビアで、通常のGPIOを制御する方法だと、他のタスクが入るなどでタイミングがずれてうまくいかないケースがあるためです。

当サイトでも、LIRCを使って赤外線制御する方法を解説していましたが、初期設定や送信データの登録などがややこしく、バージョンの違いによる変更も多くなっていました。

そこで、Indoor CorgiではPythonとpigpioを使って、赤外線送受信を容易にするツール、ライブラリを開発しました。

pigpioとはRaspberry PiでGPIOを制御するライブラリの1つです。pigpioにはマイクロ秒オーダーで波形を制御する機能があり、これを使うことで安定した赤外線通信が可能になります。

本ツール、ライブラリを使うことで、コードを書かずに赤外線の受信、登録、送信、データ解析が可能になります。また、プログラマーは自分のPyhonコードに赤外線制御機能を組み込むことが容易になります。

本ツール、ライブラリの解説記事はこちらです。GitHubページも公開しています。

ラズパイで赤外線制御 (家電、エアコン、照明、テレビなどを制御するホームIoT)

Pythonとpigpioを使ってRaspberry Piで赤外線の送受信を行う方法について解説しています。サンプルプログラムを用意しているので、簡単に受信、登録、送信動作をさせることができるほか、データ解析も可能です。赤外線を使ってエアコン、照明、テレビなどの家電を制御することが可能になります。

赤外線通信を使うと、Raspberry Piで自在にテレビ、エアコン、照明などの家電をコントロールしたり、スマートフォンなどから遠隔で操作することが可能です。また、汎用リモコンでRasbperry Piに指示を出すようなことも考えられます。ぜひ参考にして下さい。